ホワイトニング
ホワイトニングとは
ホワイトニングは、歯の着色や変色を改善し、より白く輝かせるための施術です。一般的に、外部からの色素や食べ物、飲み物の摂取、喫煙などによって歯が黄ばんだり、変色したりすることがあります。ホワイトニングは、これらの着色物質を取り除き、歯の自然な白さを取り戻すことを目指します。
オフィスホワイトニング
当院では「ティオン(TiON)オフィスホワイトニング」を採用しています。ティオン オフィスは低刺激で高いホワイトニング効果を実現したオフィスホワイトニングです。過酸化水素濃度は約23%(混和後の歯面塗布時の濃度)に抑え、豊田中央研究所が開発した可視光応答型光触媒である「V-CAT®」により、より効果的なオフィスホワイトニングを実現しています。
V-CAT®のはたらき
光照射されると電子を放出し、過酸化水素と反応することで多くのヒドロキシラジカルが発生するため、着色物質を効率よく分解します。
安全な光波長域で反応
一般的に、二酸化チタン光触媒は紫外線域の光にしかほとんど反応しませんが、V-CAT®(可視光応答型光触媒)は二酸化チタンの酸素の一部が窒素に置換されることで、可視光線域の光にも充分反応するため、歯科用照射器を用いたオフィスホワイトニングへの応用が可能となりました。
安全に使えるシステム
歯肉保護レジンにより、ホワイトニングジェルの歯肉への付着を防ぎます。また、ホワイトニングジェルはシリンジAとシリンジBを接合して混合し、ディスポーザブルファイバー付きチップから直接塗布できるため、安全性が高い方法となっています。
オフィスホワイトニングの流れ
1.歯面のクリーニング
2.口唇等の保護
3.歯肉保護
4.ジェルシリンジの準備
5.リアクターの準備と塗布
6.ジェルの塗布
7.光照射
8.ジェルの除去
光を当てる機器
一般的にホワイトニングで使用されている照射光はハロゲンやプラズマですが、当院では「LED LIGHT」使用の「BRILLICA bianco」を採用しています。
動いても照射位置が一定なので効率的で、患者様の「動いてはいけない」という負担が軽減されます。
ホームホワイトニング
自宅で行うホワイトニング方法です。歯科医師からの指導のもと、特殊なカスタムメイドのマウスピースに薬剤を入れ、一定期間装着します。通常、数週間から数ヶ月かけて治療を行います。オフィスホワイトニングに比べると時間がかかりますが、自宅での利便性があります。
ホワイトニングの効果
ホワイトニングの効果や持続期間は個人によって異なります。食事や生活習慣によって再び変色することもありますので、定期的なケアやメインテナンスが重要です。また、ホワイトニングは歯の表面の着色物質を除去するため、審美的な目的で行われる場合が一般的です。一部の歯の色には効果が限定的な場合もありますので、個別の相談が必要です。ホワイトニングは、歯科医師の指導や適切なケアが重要です。歯科医師に相談し、自身の歯の状態や目標に合ったホワイトニング方法を選びましょう。
ホームホワイトニングの流れ
ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニング方法です。ホームホワイトニングは、自宅で行える利便性がありますが、効果の現れるまでに時間がかかる場合があります。また、自己管理が求められるため、歯科医師の指示に正確に従い、適切な使用方法を守ることが重要です。
基本的に以下のような流れで行われます。
カウンセリングと印象採得
まず、歯科医師とのカウンセリングが行われます。歯の色や変色の原因、希望する白さなどを話し合います。また、歯の印象を採取するために、特殊なシリコン材料を使って自宅で歯型を取ることがあります。
カスタムメイドのマウスピースの作成
歯科医院では、採取した歯型をもとに、個別に合わせたマウスピースが作成されます。このマウスピースにはホワイトニング剤を塗布するためのスペースが設けられています。
ホワイトニング剤の塗布と装着
歯科医師から指示されたホワイトニング剤をマウスピースに塗布し、歯に装着します。通常は就寝前に装着し、数時間から数週間までの時間を指定されます。
ホワイトニングの経過観察
自宅でのホワイトニング中は、歯科医師の指示に従って定期的に経過を報告し、状態を確認します。必要に応じて調整やアドバイスが行われることもあります。
完了とアフターケアの説明
ホワイトニングの期間が終了した後、歯科医師からアフターケアの指示が行われます。歯磨きの方法や食事制限などのケア方法について説明され、再変色を防ぐためのケアを続けます。